鹿児島法人会青年部会 2022年度広報誌
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昨今の経営環境の施策の一環として健康経営を促す動きが始まっていることをうけ、当社も何か取り組んでいかなければならないと感じたのが導入の始まりでした。その中で私が考える健康経営とは『体・心・経済』この3つの健康が保たれることだと思います。体の健康を保つために当社では社員に万歩計を持たせ、社員同士ゲーム感覚で競わせています。心の健康を保つためには社員の意見や思いに耳を傾けることが大事だと考えています。意見箱の設置や交流会を開催して自分の意見を言いやすい環境を整えています。そして、体と心が健康でも経済面が不健康ではよくありません。最近の経済状況を鑑み、賃金アップも図っていきます。健康経営には正解はありません。社員の意見を取り入れて会社全体で作り上げ落とし込んでいることが大事だと感じます。今後は、会社の社員に『当社で働いて良かった』と思ってもらえるような環境を整えて、『体・心・経済』の健康を維持し、社員と会社が共に成長していけるような会社にしていきたいと考えています。そのためには健康経営への取組は重要なことだと思いますので、今後も会社全体で取り組んでいきます。最初に健康経営を導入すると聞いてまず思ったことは、「やったことがないので不安だな、仕事が増えるのでは?」ということでした。しかし、実際に行ってみて、自分たちのために会社が取組んでいることだと感じることができました。当社でも様々な取組を行ってきましたが、会社に合う取組と、合わない取組があることを実感しています。合わない取組だと従業員からは不満が出て続かない活動でもあると思います。当社では万歩計を使用した健康経営を実施しています。そのことによる健康状態向上の促進効果はもちろんあります。さらに、今までコミュニケーションをとることがなかった従業員とも共通の話題ができ、会話する機会が増え職場の環境も良くなったと感じています。意見を発信できる場を提供していただいたことは、従業員間での交流を深め働きやすい環境を整える上での一助になっています。当部会では令和2年から「税制健全化のための健康経営プロジェクト」の推進のため、会員に「健康経営宣言書」の提出の促進、健康経営に関する研修会の開催等、様々な活動を行っています。経営者目線の健康経営社員目線の健康経営当部会の取り組み健康経営実践企業の紹介株式会社オンワード 田畑 宏明 氏株式会社オンワード  代表取締役 中元 賢治● 社員を3つにグループ分けし、チームで歩数を競う「歩数計算表」● 令和4年度5月開催「実践例より学ぶ健康経営」6・健康経営宣言書の提出、共有の促進・健康経営研修会の実施・健康経営に関する情報収集及び発信・ウォーキングキャンペーン参加健康経営宣言書の提出状況・・・145社当部会の取り組み

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